なぜ冬至にかぼちゃを食べるのか?ゆず湯の効果とは?

冬至といえば夜の時間が長く、昼の時間が短くなる日のことです。
冬至の日には昔からかぼちゃを食べ、ゆず湯に入るという風習がありますが、いったいなぜなのかご存じですか?
正直私も知らないまま、そういうものなのだと思っていました。
そこで今回はなぜ冬至にかぼちゃを食べるのか、ゆず湯の効果などを探ってみましたので、ご紹介したいと思います。
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冬至とはどんな日なのか?
2019年の冬至は12月22日(日)となっています。
この日は太陽の南中高度が最も低くなり、日照時間が短いため、昼が短く夜が長くなる日なのです。
反対に昼が長くなるのが夏至ですね。
ちなみにこれは北半球での現象であり、南半球では反対に昼が長く、夜が短くなります。
冬至の日は日照時間が短いということで太陽の力が一番弱まる日だとされていますが、翌日からはまた日照時間が増えていくことから、太陽の力が復活する、つまり「冬至の日を境に運が上昇する」と考えられていたのですね。
陰の気が極まり、また陽の気がめぐるという意味の「一陽来復」といって、古来より冬至は「太陽の生まれ変わる特別な日」とされてきたのです。
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冬至にかぼちゃを食べる理由とゆず湯の効果とは?
ではなぜかぼちゃを食べるのかというと、実は「ん」がつく食べ物には運を呼び込む力があるとされていたからなのですね。
かぼちゃは南瓜(なんきん)とも呼ばれますよね。
「ん」が付く食べ物は「運盛り」といって他にはだいこん、にんじん、ぎんなん、うどん、れんこんなどがあります。
縁起かつぎだけではなく、実際にかぼちゃには風邪予防に効くビタミンAやβカロチン、貧血予防や免疫力向上のための鉄分やカルシウムなど栄養がたっぷりですから、きちんと体のことも考えられていたのですね。
まさに先人の知恵というやつでしょうか。
一方ゆず湯ですが、語呂合わせとして「冬至=湯治」「ゆず=融通がきく」というものがあります。
でもそれだけじゃないのですね。
ゆずにはリモネン、βカロチン、クエン酸やビタミンCが含まれています。
ですからゆず湯はなかなかあなどれませんよ!
【ゆず湯の効果】
●新陳代謝を活発にする
●美肌、保湿効果
●冷え性改善 ●腰痛、神経痛改善
●血行促進
さらに冬が旬のゆずは香りが強いことから、強い香りが邪気を祓うともいわれていたのです。
同じ効果として端午の節句の「菖蒲湯」がありますね。
このゆず湯は江戸時代から行われていたそうですよ。
ゆずをお風呂に浮かべる方法ですが、より香りを楽しみたい方は大量に入れちゃいましょう。
ゆずはそのまま浮かべてもいいですし、少し切れ目を入れた方が香りを感じやすいかもしれません。
ガーゼに包んだり洗濯ネットに入れたりすれば、取り扱うのが楽になりますね。
ちなみに我が家では切れ目を入れた数個のゆずをガーゼに包んで浮かべるのですが、大抵子供達にもまれ、つぶされ、お風呂からあがる時には種が飛び出てグチャグチャになっています。
それもまた冬至の風物詩ですね(笑)
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