コウノドリ ドラマ1話志田未来の演技から考えること

TBSドラマ「コウノドリ」がかえってきました。2015年以来2年ぶりです。
原作は週刊モーニングの連載マンガです。妊娠、出産、育児を通して、いろんな人が抱える問題をテーマとしたドラマです。
産婦人科医、助産師、看護師の医療従事者の在り方や、妊婦さん、夫婦の在り方などテーマによっては重すぎて心が沈んでしまいそうになりますが、実際に現実にある問題をとりあげているので他人事ではありません。
2017年10月13日金曜日の第1話は耳の聞こえない夫婦とキャリアウーマンの妊娠、育児について考えさせる問題がありました。
特にろうあ者を演じた志田未来さんの演技が絶賛されています。
もし、耳の不自由な方に会ったときの対応についてお伝えします。
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耳が聞こえない妊婦さんの出産シーン
耳の聞こえない夫婦が不安を抱えながらも出産、育児に挑戦する話でしたが、感動的なシーンは出産シーンです。
耳の聞こえない志田未来演じる妊婦さんに看護師さんはカンペを手作りして「いきんで」とか「もう一回」など出産でたくさん使う言葉を作ってその都度みせます。
そして、あとはスタッフと力を合わせて、身振り手振りで呼吸を合わせます。とても感動的なシーンでした。志田未来さんの演技はたくさんの視聴者から絶賛されるほど、迫真の演技で私自身も観ながら泣いてしまいました。
耳が聞こえない人への接し方
コウノドリの1話に出てきた志田未来演じる妊婦さんは耳が生まれつき聴こえない聾唖(ろうあ)者です。
そのご主人さんも同じくろうあ者です。
ドラマの中で、先生や病院スタッフとの会話は筆談を使ってたり、はっきり、ゆっくり、口を大きく動かしてしゃべって、口の形で読みとってもらっていました。
自分自身が以前、手話を勉強したことがありました。
初級の先生は耳の聞こえる方で、中級は本当に耳が不自由で普段から手話で生活している先生です。
2人が共通して耳の不自由な人への接し方で言われたことは、
「ろうあ者と話すときは、手話ができなくても口を大きく動かしてはっきり、ゆっくりしゃべってあげてください」ということでした。
耳の不自由な人は口の形を読みとって、相手が何をしゃべっているのかを読みとるそうです。
手話はすべての言葉をあらわすほど、たくさんの動きはありません。
指文字といって、指で「あいうえお」などの50音を表すことはできますが、それは、自分の名前など固有名詞を伝えるときなどに使います。
なので、しっかり はっきりとしゃべることが大切です。
最近仕事で聾学校の子供に接することがありましたが、すっかり忘れてしまった手話を思いだしながら、ゆっくり、はっきりしゃべって、身振り手振りで理解してもらったときは嬉しかったですね。
手話通訳をしていた先生にも喜んでもらいました。
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実在するコウノドリ先生の出版本
コウノドリのドラマに登場する綾野剛演じる、鴻鳥サクラ先生は産科医でもありピアニストでもあり、実際に大阪の荻田和秀(おぎた・かずひで)先生がモデルになっています。
現在は大阪府泉佐野市りんくう総合医療センターの泉州広域母子医療センター長兼産婦人科部長を務めています。
その先生が世のお父さん方のために書いた、「ダンナのための妊娠出産読本」という著書がとてもわかりやすくて評判です。出産を控えた妊婦さんにとってもためになる内容になっているそうです。
この本を読んだり、ドラマをみながらいろいろなことを夫婦で学んで、2人一緒に出産、育児をがんばってほしいですね。
コウノドリ先生が劇中で弾いている心癒されるピアノ曲『Baby, God Bless You」 にも注目です。
→「ドラマの中で綾野剛さんは本当にピアノを弾いているのか」についての記事はこちらへ
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