秋分の日の意味・由来とおはぎの関係とは?

秋分の日は丁度秋のお彼岸の時期にあたりますよね。
先祖供養のお墓参りをしたり、おはぎを食べたりしますが、でもなぜ「おはぎ」を食べるのでしょうか?
秋分の日とお彼岸の関係も気になります。
そこで今回は秋分の日の由来やお彼岸、おはぎの関係について調べてみましたので紹介します。
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秋分の日の意味・由来とは?
秋分の日とは二十四節気のひとつなのですが、太陽が「秋分点」に達した日のことをいいます。
秋分点とは太陽の通り道である「黄道」と、地球の赤道を天まで延長した「天の赤道」とが交わる2点のうちのひとつです。
もうひとつは「春分点」になります。
太陽と地球は常に動き続けているために毎年同じ日にはならず、国立天文台が毎年2月に翌年の秋分の日を官報で公表しているのですね。
秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ」ということで1948年に国民の祝日として制定されました。
2019年の秋分の日は9月23日(月)となっています。
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秋分の日はなぜおはぎを食べるの?
なぜおはぎを食べるのか、それには秋分の日とお彼岸が関係してきます。
仏教ではお彼岸の「彼岸」とはご先祖様がいらっしゃる極楽のことを指し、私達が生きている世界のことは「此岸(しがん)」と呼ばれます。
秋分の日の特徴として、太陽が真東から昇り真西に沈むのですが、これが西に位置する「彼岸」と東に位置する「此岸」がもっとも通じやすい日とされているのですね。
ですから秋分の日を中日とする前後3日間、合わせて7日間に先祖供養が行われるのです。
なんでおはぎ?
おはぎに使われるあんこは小豆からできていますよね。
実はこの小豆には、昔から悪いものを追い払う効果があるとされているのです。
春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」といわれるのですが、これは「牡丹餅」と「お萩」と書くとわかりやすくなります。つまり牡丹は春に咲く花、萩の花は秋に咲くというわけですね。基本的には同じ食べ物なのですが、季節によって呼び方を変えているのです。
春は種をまき、食物の成長を願う時期、秋は収穫の時期ですから、この時期に小豆を食べて厄除けをしていたのですね。
実に納得です。ちなみにおはぎにはあんこの他にきな粉や青のり、ゴマ等ありますが、私はやっぱりあんこが一番好きです!
秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈むということで昼と夜の時間が全く同じだともいわれます。
ただしこれには多少のズレもあり、昼の方がやや長くなっているようですよ。
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